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@renatafloresrivera
先住民族のルーツと母国語のケチュア語を音楽で守るトラックメイカー

 @renatafloresriveraは19歳の新進気鋭のトラックメイカーです。先祖の言語であるケチュア語を守るために、音楽を通してミュージックシーンに旋風を巻き起こしています。Renataは伝統的なアンデスの民族楽器に、トラップやエレクトロなどの要素を組み合わせ、先住民の文化をメインストリームのヒップホップへと昇華させています。

― アーティストとしてあなたが伝えたいことは?あなたの作品に込められたメッセージは?  私の音楽は、故郷の文化や先祖たちの歴史、先住民族の子孫としての自分のアイデンティティにフォーカスしています。長年の間、ケチュアの文化は、軽蔑され、歴史から消し去られていました。ケチュア語も同じです。ケチュア語は先人たちの知恵を伝える言語です。この言語を消滅の危機から救い、尊重すべきだと考えています。先住民族の世界とその文化を皆さんに伝えたいという想いで、音楽を制作しています。

 私は自分の音楽と情熱を、心のままに自然体で伝えるようにしています。大自然のように強くてパワフルなサウンドを意識して、苦難と愛に満ちた先住民族の女性を象徴するような音楽を目指しています。歌うことと曲作りは、私にとっては、自分の文化と民族が認められ、評価されるようになってほしいという想いを表現する手段です。

― 何がきっかけだったのですか?刺激を受けた物事や人物は?  母や家族は、私のアーティスト活動のスタートを後押ししてくれました。私の街では多種多様な音楽が入り混じっていて、私も伝統音楽と現代音楽の両方に触れて育ってきました。だからこそ、自分が学んだことや聴いてきた音楽をすべて混ぜ合わせるというアイデアが生まれたんです。母が勤めているSURCAという文化協会では、若者たちがアートを通じて自分の人生を実現していける支援活動を行っており、それも私のキャリアやアーティストとしての方向性を決めるきっかけとなりました。

― 作品の制作過程においてinstaxはどのような役割を担っていますか?  スタジオでのレコーディング中は、instaxで撮った家族のプリントをいつもそばに置いていますし、作業中も必ず目に入る場所に飾るようにしています。家族は私のインスピレーションそのものなので。
 レコーディングやリハーサル、ライブ、移動の際にもinstaxで写真をたくさん撮ります。作品の制作過程を記録しておくのが好きなんです。自分だけの舞台裏ドキュメンタリーというイメージで。どんな人、どんなものと出会っても、そこには必ずインスピレーションが生まれる瞬間があるので、常に持ち歩いています。

― 今の活動をさらに広げるために今後のプランはありますか?あるとしたら、それはどのようなものですか?  もちろんあります!ちょうど今取り組んでいるところです。完成まではいろいろと大変ですが、それだけの価値があると思っています。次回作は、とてもカラフルで、まさに私の文化を体現するようなものです。たくさんの情熱と大切なメッセージを音楽に込めました。(PVには)ダンスシーンがいっぱいあって、演技も見どころです。レナータというアーティストの多彩な一面をお見せできる日をとても楽しみにしています。

― この活動をしていて良かったと思う体験があれば教えてください。  自分が知らなかった音楽のことや、自分ができるとは思わなかったことなど、深く知ることができたのは良かったと思います。例えば、はじめて自分で楽曲を1曲書き上げたときのこと。それまではとても難しくて自分には到底できないと思っていましたが、いろいろ経験を積んだことで自信がついて、できないことなんてないんだと思えました。

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