@wendysworld_xox
メイクの世界に革命を起こそうとするメイクアップアーティスト

 @wendysworld_xoxは、ロンドン出身のメイクアップアーティストです。自身のルーツであるガーナ伝統の明るい色彩と、美しいデザインからインスピレーションを得て、ユニークでアバンギャルドなルックスを生み出しています。

 ウェンディはメイク業界に黒人のアーティストが少ないことに気づき、世界中の黒人アーティストたちとつながり、彼らの多様な才能にスポットライトを当てようと努力しています。その一環で、メイクやファッション業界の黒人メイクアップアーティストのためのプラットフォーム「EditorialBLK」を開設しました。

― アーティストとしてあなたが伝えたいことは?あなたの作品に込められたメッセージは?  クリエイティブな表現に込められたメッセージに、ルールや限界はないということです。クリエイティビティとは自分で定義づけるもの。怖がらずに色々なことに挑戦して、夢中になれる瞬間を表現してほしい。そういうメッセージを通じて、ありのままの自分でいることの大切さを伝えたいです。そうすることで人は幸せになれると心から信じているから。

 私が様々なメイクを試して新しい可能性を模索したり、限界を押し広げようとしたり、予想外のものを生み出したりするのは、常にそういうマインドでいるからです。「美しさ」に決まりなんてない。恐怖や先入観を捨てれば、誰もが自分らしくいられるはずです。

― 何がきっかけだったのですか?刺激を受けた物事や人物は?  私は生まれも育ちもロンドンですが、ガーナ人の家庭で育ちました。2つの文化の違いに悩みながら、自分自身のことを理解しようと試行錯誤しましたが、大人になる過程で自分を表現する手段として常にアートがありました。私にとってはメイクもアートと同じもの。人が絵や彫刻、動画を使って何かを表現するのと同じように、私にとってメイクは自分を表現するツールなんです。2つの文化に対する愛が、自分の進む道を見つけるきっかけになりました。

― 作品の制作過程においてinstaxはどのような役割を担っていますか?  それが作品の重要な部分かどうかに関係なく、アーティストはいつだって過程を大事にしたい生き物。私にとっては制作過程がすべて。instaxのおかげで、一生忘れたくない瞬間も残しておけるわ。

― 世界の人々にどんな影響を与えたいですか?  広告キャンペーンやコマーシャル、エディトリアルなどの作品の中身もそうだけれど、本当に大切なのは、それを制作するチームの中にもきちんとダイバーシティやインクルージョンがあることです。それが、私の目指したいビューティ界の未来。だからこそ、有色人種の人たちがダイバーシティのアイコンとして利用されることなく、チャンスを掴めるようになってほしいし、常識にとらわれないような作品であふれる世界に変えていきたいです。

― 制作中によく食べるお菓子は?  ひとつに絞れないですね。スイーツやチョコレートが大好きなので、ついついたくさん食べてしまいます。

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